定期借地権付き中古住宅

定期借地権付き中古住宅

新築物件では、見ることが少なくなった
定期借地権付き住宅。

公団が定期借地権の分譲を開始して20年近くになります。

多くの定期借地権付き中古住宅が市場に出て、活発に取引されています。

保証金+中古住宅 の組み合わせは
コストパーフォーマンスが非常に良いのが特徴です。

残存期間が30年以上ある定期借地権に
取得しやすい中古住宅。

将来的には、所有権に変えられるメリットもあります。

建物価格は、500万円から2000万円近くまで
幅広い価格帯で取引されています。


私は、平成13年にマンションからの住み替えで、
定期借地権の契約をしました。
それから、打ち合わせを行い、
指定されたメーカーで、住宅を契約。
翌平成14年の3月から、定期借地権付き住宅に住み始めました。

当時、小学生の息子、幼稚園の娘も大学生になり、
通学・親の介護等の為、二世帯住宅に住み替えました。

その住み替えの過程で、気づいたことをまとめています。


定期借地権との出会い


子供頃、住宅・都市整備公団の借家に住んでいました。
出来たばっかりの新しい団地。
小学校2年生で転校しましたが、同級生は4人でした。
毎日、転校生が入ってくる感じでした。

その頃から、庭と一戸建てに憧れていました。
結婚と同時に新築マンションを購入。
傾斜地に建つマンションで、5階だど、庭付き。
バブルが終わった頃で、土地付きの一戸建てを
20代のサラリーマンが手に入れるのは難しい時期でした。

マンションに住んでから、4年くらいで、千葉市内に転勤。
次第に、そのマンションに住見続ける必要がなくなりました。

子供が小学校に上がる頃から、手狭になりだし、
住み替えを検討するようになりました。

その頃、出会ったのが、定期借地権でした。
土地を買わずに、借りることで、一戸建てが建てられる。
土地の広さも50坪ではなく、70坪くらい借りれる。
あこがれのガーデニングが出来る環境。

資金面での、目処がついた頃から、
定期借地権が多数分譲されている、千葉市おゆみ野地区に
ターゲットを絞り、物件を探しました。

おゆみ野の特徴


JR外房線、鎌取駅前に緑区役所や図書館、消防署。
おゆみ野の公共施設が整った場所。
現在の京成千原線、学園前駅とおゆみ野駅。
となり町のちはら台に広がる、大きな区画整理の街です。
四季の道と呼ばれる遊歩道が整備され、
小学校・中学校は、遊歩道を使って、通学が出来ます。
子育て世代には、人気の街です。

定期借地権選びに時間が掛かる


長男の小学校に上がる時に、引っ越したいと考えていましたが、
実際には、1年遅れになってしまいました。

売出中の定期借地権の分譲地は多数ありましたが、
気に入る物件は高いのです。
マンションを賃貸に出して、買うので、
予算を多くすることが出来ません。
保証金で400万円、所有権価格で2500万円を
超える土地には手が出ません。

公団の定期借地権は、5年目以降、いつでも底地の買取が出来、
所有権に買えることが出来ます。
将来的な買取を考えると、高い区画は買えないのです。
結果的には、所有権に変えることが可能な物件を選んだのが、
売却する時に役に経ちました。

定期借地権付き中古住宅は比較しにくい


保証金・地代のパターンが4種類あるので、
単純比較が難しいのが、定期借地権付き中古住宅です。
最初に保証金・地代が設定された時の土地の評価額が、
分譲してから、10年以上経つうちに、
現在の買取価格が大きく変わっています。